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2018年11月27日 (火)

テレビ広告の価格上昇により企業向けサービス物価(SPPI)は+1.3%の上昇!!

本日、日銀から10月の企業向けサービス物価指数 (SPPI)が公表されています。前年同月比上昇率で見て前月からややプラス幅を拡大して+1.3%を示しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

10月の企業向けサービス価格、前年比1.3%上昇 テレビ広告が伸びる
日銀が27日発表した10月の企業向けサービス価格指数(2010年平均=100)は105.3で、前年同月比で1.3%上昇した。伸び率は9月確報と比べて0.2ポイント拡大した。自然災害の影響で先延ばしされていたテレビのスポット広告が伸びた。人手不足による人件費の上昇も価格を押し上げた。
前年同月比での上昇は64カ月連続となる。テレビ広告は9月に前年同月比でマイナスだったが10月はプラスに転じた。人件費上昇の影響で労働者派遣サービスや警備、土木建築サービスなどの価格も上昇した。冬場のエネルギー需要の増加に備えた動きから、外航タンカーなど外航貨物輸送も値上がりした。
ただテレビのスポット広告は振れが大きいため、日銀は「来月以降も今月程度の伸びが持続するかは明かではない」(調査統計局)との見方を示した。
同指数は輸送や通信など企業間で取引するサービスの価格水準を総合的に示す。対象の147品目のうち前年比で価格が上昇したのは79品目、下落したのは30品目だった。上昇から下落を引いた差は49品目。差し引きでのプラスは23カ月連続となった。

いつもながら、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、企業向けサービス物価指数(SPPI)上昇率のグラフは以下の通りです。サービス物価(SPPI)上昇率及び変動の大きな国際運輸を除くコアSPPI上昇率とともに、企業物価(PPI)上昇率もプロットしてあります。なお、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

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ここ半年ほどのヘッドラインSPPIの前年同月比で見て、4月+1.0%、5月+0.9%、6月+1.1%、7月も+1.1%、8月に+1.3%に高まった後、9月は自然災害などもあって+1.1%、そして、10月も+1.3%を記録しています。10月直近の上昇率については、引用した記事にもある通り、自然災害の影響で先送りされていたテレビ広告が9月の▲3.6%の下落から10月には+0.9%に盛り返し、広告全体でも9月の▲0.4%の下落から10月には+1.6%の上昇となっています。そして、相変わらず、人手不足の影響は、土木建築サービス+3.3%、警備+4.3%、労働者派遣サービス+2.4%などに現れています。
直接、SPPIに関係するものではなく、むしろ、消費者物価指数(CPI)の方の話題かもしれませんが、昨日、総務省の有識者会議、正式名称は「モバイル市場の競争環境に関する研究会」に置かれた「ICTサービス安心・安全研究会」と「消費者保護ルールの検証に関するWG」の合同会合が開催され、「モバイルサービス等の適正化に向けた緊急提言」案が示されています。通信料金の適正化に向けた提言なんですが、2年縛りや4年縛りといった長期契約で端末代を割り引くといった手法が通信料の高止まりを招いているとし、通信料と端末代の完全分離を要請しつつ、シンプルで分かりやすい料金プランの実現を目指すとしており、通信料金の動向が注目されるところです。以下に、「緊急提言」案のリンクを置いておきます。ご参考まで。

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