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2019年4月12日 (金)

帝国データバンクによる2018年度の人手不足倒産やいかに?

やや旧聞に属する話題ですが、今週月曜日の4月8日に帝国データバンクから「『人手不足倒産』の動向調査 (2013~18年度)」と題するリポートが明らかにされています。もちろん、pdfの全文リポートもアップされています。2018年度の人手不足倒産は169件発生し、前年度比48.2%の増加を示すなど、最近6年間で右肩上がりに増加を続けています。まず、帝国データバンクのサイトから調査結果のサマリーを5点引用すると以下の通りです。

調査結果
  1. 2018年度(2018年4月~19年3月)の人手不足倒産は169件発生し、前年度比48.2%の増加。調査開始以降、右肩上がりでの推移が続き、6年間の累計件数は540件にのぼる
  2. 2018年度の負債規模別件数では、「1億円未満」(100件)の小規模倒産が前年度比75.4%の増加となった
  3. 2018年度の業種別件数を見ると、「建設業」が最多の55件(構成比32.5%)を占め、前年度比77.4%の増加
  4. 業種細分類別の6年間累計件数では、「道路貨物運送」が49件で最多。このうち、2018年度は23件(前年度10件)と、前年度比2.3倍に急増
  5. 都道府県別の6年間累計件数では、「東京都」が75件で最多。このうち、2018年度は26件(前年度13件)発生した

とても包括的に取りまとめられており、これ以上に付け加える点は何もありませんが、リポートからグラフを引用しつつ、簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、リポートから「人手不足倒産」の件数のグラフを引用すると上の通りです。最初に引用したサマリーにある通りで、右肩上がりに人手不足倒産が年々増加を示していますが、特に、2017~18年度とこの最近2年で大きく増加が加速しているのが見て取れます。倒産件数の前年度比で見て、2017年度は+44.3%増、2018年度は+48.2%増をそれぞれ記録しています。

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次に、リポートから業種細分類別上位 (2013~18年度、6年間累計)のグラフを引用すると上の通りです。業種別の倒産件数で見て、2018年度は「建設業」が最多の49件、構成比32.5%、次いで、「サービス業」が49件、29.0%、さらに、続いて、「運輸・通信業」が32件、18.9%とビッグスリーを形成しており、この順位は2013~18年度の6年間累計でも同じです。もう少し詳しい細分類を見たのが上のグラフであり、「道路貨物運送」では通販市場の拡大などを受け、配送需要が拡大基調の中、ドライバー不足により仕事を受けられず、固定費負担が経営を圧迫した倒産が目立ち、「老人福祉事業」では、有資格スタッフの確保難や離職者の増加から十分なサービスを提供できなくなったケースなどが見られ、「木造建築工事」では職人不足による工期遅延や労務費の上昇で資金繰りが悪化したケースが上げられています。私の目から見れば、確かに人手不足はあったかもしれないものの、本格的にデフレを脱却して値上げがもっと容易になれば、回避できた倒産もあるんではないか、という気がしてなりません。

最後に、東京商工リサーチでも同種の「2018年度『人手不足』関連倒産」の結果を4月5日付けで明らかにしていますが、2018年度は400件に上っており、そのうち、後継者難型の倒産件数が269件を占めており、やや印象が異なるので、この私のブログでは帝国データバンクの調査結果に着目してみました。ご参考まで。

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