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2019年5月28日 (火)

4月の企業向けサービス物価(SPPI)上昇率はやや勢い低下も+1%近い水準を維持!

本日、日銀から4月の企業向けサービス価格指数 (SPPI)が公表されています。前年同月比上昇率で見て+0.9%を示しています。前月の1.1%からやや上昇率が縮小したものの、引き続き+1%近い伸びを続けています。2013年年央から70か月連続の前年同月比プラスを記録しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

4月企業向けサービス価格、前年比0.9%上昇 伸び率は前月から縮小
日銀が28日発表した4月の企業向けサービス価格指数(2010年平均=100)は105.6となり、前年同月比0.9%上昇した。伸び率は3月確報から0.2ポイント縮まった。前年同月の値上げ改定幅が大きかった反動などを主因に運輸・郵便のプラス幅が縮んだことが伸び率の縮小に影響した。
人手不足を背景とした人件費上昇の圧力は続いており、前年比でのプラスは70カ月連続だった。日銀調査統計局は「前年比1%近傍の伸びが維持されており、数字はしっかりした動きと評価していい」としている。
企業向けサービス価格指数は輸送や通信など企業間で取引するサービスの価格水準を総合的に示す。対象147品目のうち、前年比で価格が上昇したのは77品目、下落は31品目で、上昇から下落を引いた差は46品目となり、差し引きでのプラスは29カ月連続だった。

いつもながら、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。次に、企業向けサービス物価指数(SPPI)上昇率のグラフは以下の通りです。サービス物価(SPPI)上昇率及び変動の大きな国際運輸を除くコアSPPI上昇率とともに、企業物価(PPI)上昇率もプロットしてあります。なお、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

繰り返しになりますが、企業向けサービス価格指数(SPPI)の前年同月比上昇率は昨年2018年6月から直近で利用可能な今年2019年3月統計まで10か月連続で+1%に達していましたが、4月統計では+0.9%を記録しています。2018年5月の+0.9%の前の4月も+1.0%でしたので、昨年度2018年度の12か月間、さらにこの4月まで含めて、ほぼほぼ+1%に達する水準をキープしていたことになります。加えて、6年近い70か月連続でプラスを維持しています。しかし、4月の年度初めの価格改定期にどこまで物価上昇が実現されるかを期待していたんですが、やや物足りない上昇率に終わった気もします。引用した記事にもある通り、昨年4月の価格改定期の上げ幅が大きかった反動という面もあるのかもしれません。もちろん、3月速報で基調判断は、「生産はこのところ弱含み」に引き下げられた鉱工業生産指数(IIP)や、相変わらず「一進一退の小売業販売」の基調判断が続く商業販売統計、さらに、「悪化」の基調判断となった景気動向指数などを考え合わせれば、雇用統計こそ人手不足で堅調な推移を続けているものの、物価については、本日公表のSPPIをはじめとして底堅い動きを続けているとも評価できます。4月統計については、 前年比寄与度前月差で見て、運輸・郵便が▲0.13%、諸サービスが▲0.11%、情報通信が▲0.08%などのマイナス寄与を示しています。SPPIのこの先の動向については、現在の人手不足がどこまで続くか、に影響されるものと考えるべきです。

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