インテージ「ゴールデンウィーク2019 10連休は長すぎた?」の調査結果やいかに?
昨夜に続いて、やや旧聞に属する話題かもしれませんが、先週水曜日の5月29日付けでインテージから「ゴールデンウィーク2019 10連休は長すぎた?」と題して、今年の長かったゴールデンウィークの振り返りのアンケート調査の結果が明らかにされています。まず、インテージのサイトから今年のゴールデンウィークで取得できた連休の日数の調査結果のグラフを引用すると以下の通りです。
上のグラフを見れば明らかな通り、10連休を取ったという人は29.8%、10連休を超えて11日以上と答えた人も15.4%で、合わせて半数近い人がカレンダー通りかそれ以上の連休を取得していた一方で、休みなしの人も7.1%見られた上に、1~2日しか休日を取得できなかった人も含めれば25%を超える割合となり、休暇日数が通常の土日の週末並み、もしくは、それ以下であり、無視できない割合といえます。もちろん、国民すべてが同じ時期に10連休というのはムリなことは明らかですが、この調査では代替的な休日に関しての情報がないので何ともいえないものの、隠れた格差の存在を感じ取るエコノミストもいるのかもしれません。
次に、インテージのサイトから2019年のGW満足度の調査結果のグラフを引用すると以下の通りです。満足から不満にかけて7段階のリッカート・スケールで調査したようです。当然ながら、休みの少ない、というか、ゼロの人は不満に感じ、10日以上休暇の人は満足感が高くなっています。あまりに当然の結果ですので、「満足」はさて置いて、自由回答で示された「不満」の理由をインテージのサイトから引用すると、まず、「いつもより混雑していて余計に疲れた」と混雑を上げる意見に加え、休みが取れずに普段以上に激務になった人も見られるようで、業種や職種による負担や不公平感を軽減する方策が必要、とインテージでは指摘しています。
次に、グラフは飲用しませんが、10連休という長さについての調査結果では、「長すぎる」が32.6%、「やや長すぎる」が38.9%で計71.5%と、「ちょうどよい」の24.4%を大きく上回っています。それでは、ということで、最後に、インテージのサイトから「長すぎる」と回答した人たちにとって、ちょうどよい休日の日数について調査した結果のグラフを囲繞すると上の通りです。点線で囲ってある通り、3か所でコブがあり、順に、「5日」が36.2%でトップとなり、続いて「7日」が18.7%、さらに、「3日」が16.3%という結果が示されています。私なんぞは長らく働いた後に定年退職して、遠からず「毎日が日曜日」という状態がやって来るわけですから、休みは多い方がいいと考えがちなんですが、収入の面からはビミョーなことろかもしれません。
これ以降は省略しますが、今年2019年のような大型連休がまたあってほしいと思うかどうかを、これも7段階のリッカート・スケールで問うたところ、「どちらとも言えない」から「そう思う」の肯定的な方向の3種類の回答を合計しても36.4%にしか達せず、「そう思わない」の否定的な方向3種類の合計40.4%を下回りました。とても興味をそそられる結果だという気がします。
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