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2019年12月17日 (火)

エン・ジャパンによる「2019年 中小企業『冬のボーナス』実態調査」の結果やいかに?

やや旧聞に属する話題ですが、先週水曜日の12月11日にエン・ジャパンから「2019年 中小企業『冬のボーナス』実態調査」の結果が明らかにされています。もちろん、pdfの全文リポートもアップされており、冬季賞与は前年よりも増額予定などの結果が示されています。経営サイドへのアンケートですので、ややアップサイドのバイアスは見られるかもしれませんが、まず、エン・ジャパンのサイトから調査結果の概要を5点引用すると以下の通りです。

調査結果 概要
  • ★ 22%の企業が「前年より冬季賞与が増額予定」と5年連続で「減額」を上回るも、「増額」は前年から9ポイント減。
  • ★ 賞与を「増額予定」の回答が多かった業種トップ3は、「広告・出版・マスコミ関連」「金融・コンサル関連」「サービス関連」。
  • ★ 賞与の増額率は「1~3%未満」が最多。増額理由は「業績好調」「社員の意欲向上」。
  • ★ 「賞与」に関する悩み。第1位は「社員への評価、賞与の査定基準」、第2位は「支給額による社員モチベーションへの影響」。
  • ★ 半数の企業が「前年より景気回復を感じない」と回答。

とてもよく取りまとめられているので、これで終わりとして、後はグラフを引用するだけにとどめたいと思います。

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まず、上のグラフはエン・ジャパンのサイトから引用しており、今年の冬季賞与の昨年からの変動について問うた結果が示されています。上の方の全社ベースで、引き続き、増額予定が減額予定を上回っていますが、増額予定の比率は昨年よりも▲10%ポイント近く低下しています。下の業種別では、いつものように、「広告・出版・マスコミ関連」や「金融・コンサル関連」といった業種の増額予定が多いんですが、私の受け止めとして「流通・小売関連」ががんばっている印象です。ただ、正社員だけが冬季賞与の対象で、非正規雇用者はそもそも賞与に関してはカウント外と考えられている恐れはあるんではないか、という気もします。

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次に、上のグラフはエン・ジャパンのサイトから引用しており、景気の上昇や回復を実感できているかどうかを問うています。昨年よりも今冬の方が景気実感が悪化しているのは、米中間の貿易摩擦に起因する世界経済の減速からして、まあ、当然なんでしょう。中小企業対象のアンケートですので、景気実感がよくない方に振れているのは事実だろうと思います。

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