« またまた投手陣が先に失点して横浜とのカード初戦を落とす!!! | トップページ | 打線がしっかり援護してガルシア投手今シーズン初勝利!!! »

2020年8月11日 (火)

持ち直しつつある景気ウオッチャーの先行きやいかに?

本日、内閣府から7月の景気ウォッチャーが、また、財務省から6月の経常収支が、それぞれ公表されています。各統計のヘッドラインを見ると、景気ウォッチャーでは季節調整済みの系列の現状判断DIが前月から+2.3ポイント上昇して41.1を示し、先行き判断DIは▲8.0ポイント低下して36.0を記録しています。また、経常収支は季節調整していない原系列の統計で1675億円の黒字を計上しています。まず、長くなりますが、日経新聞のサイトから統計のヘッドラインを報じる記事を引用すると以下の通りです。

7月の街角景気 現状判断は改善、先行きは悪化 コロナ再拡大を警戒
内閣府が11日発表した7月の景気ウオッチャー調査(街角景気)によると、3カ月前と比べた足元の街角の景気実感を示す現状判断指数(DI、季節調整済み)は41.1と前月から2.3ポイント上昇した。改善は3カ月連続。一方、2~3カ月後の景気の良しあしを判断する先行き判断指数(同)は前月比8.0ポイント低下の36.0で、3カ月ぶりに悪化した。景況感は足元で改善しているものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大への警戒感から先行きには慎重な様子が浮き彫りになった。
足元では、指数を構成する家計と企業動向、雇用のうち、これまで改善が鈍かった企業動向と雇用で改善した。企業動向では「自動車各社の工場の稼働が進み、関連業界の先行きに明るさが出てきているが、採算ラインに乗るまでには時間が掛かる」(近畿の金属製品製造業)といった声があった。雇用では「ステイホームの状況下であった4月と比較すると、徐々にではあるが、新店舗オープンに伴う人員募集や営業再開に伴う増員募集の依頼が増えてきている」(北海道の求人情報誌製作会社)という。家計動向は前月から横ばいだった。
先行きについては家計、企業動向、雇用のいずれの項目も悪化した。家計では国内旅行の需要喚起策「Go To トラベル」事業について「キャンペーンは始まったが、新型コロナウイルス感染者も増えてきていて、また振り出しに戻らないか怖い」(沖縄の旅行代理店)との声があった。
企業動向では、リモートワークの見直しなどの設備投資需要が増えているとの声がある一方、「まだまだ見通しのつかない状況にあり、生産負荷の減少が続くと考えられる」(九州の精密機械器具製造業)との見方もあった。
6月の経常収支、1675億円の黒字 72カ月連続黒字
財務省が11日発表した6月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は1675億円の黒字だった。黒字は72カ月連続だが、前年同月に比べると1兆856億円減少した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1100億円の黒字だった。
貿易収支は773億円の赤字、第1次所得収支は4264億円の黒字だった。
同時に発表した1~6月の経常収支は7兆3069億円の黒字、貿易収支は1兆976億円の赤字だった。

いつもの通り、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、景気ウォッチャーのグラフは下の通りです。現状判断DIと先行き判断DIをプロットしています。いずれも季節調整済みの系列です。色分けは凡例の通りであり、影をつけた部分は景気後退期なんですが、直近の2020年5月を景気の谷として暫定的にこのブログのローカルルールで勝手に景気拡大局面入りを認定しています。

photo

景気ウォッチャーの現状判断DIの3項目のコンポーネントのうち、家計動向関連DIは横ばい、企業動向関連DIと雇用関連DIについては上昇しています。横ばいの家計動向関連DIの中でも、低下を示したのは小売関連だけであり、ほかの飲食関連、サービス関連、住宅関連は上昇していますし、何よりも雇用関連DIが上昇していますので、悪い結果ではないように私は受け止めています。従って、統計作成官庁である内閣府では、基調判断を「新型コロナウイルス感染症の影響による厳しさは残るものの、持ち直しの動きがみられる」で据え置いています。ただ、先行き判断DIについては、およそすべてのコンポーネントが低下を示しました。3項目のコンポーネント、家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIは3項目ともマイナスですし、それぞれのコンポーネントの中のさらに細かな小売関連とか製造業・非製造業なんかも先行き判断DIはすべてマイナスです。引用した記事にもある通り、じわじわと増加しつつある新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響であることは明らかです。従来から何度もこのブログで主張しているように、「ウィズ・コロナ」なんてのはあり得ません。「ウィズ・ペスト」や「ウィズ・コレラ」があり得ないのと同じです。ですから、本格的にマインドが回復し、そして経済活動が元通りになるためには、ワクチンや特効薬が開発されて、COVID-19を封じ込める必要があると考えるべきです。

photo

次に、経常収支のグラフは上の通りです。青い折れ線グラフが経常収支の推移を示し、その内訳が積上げ棒グラフとなっています。色分けは凡例の通りです。上のグラフは季節調整済みの系列をプロットしている一方で、引用した記事は季節調整していない原系列の統計に基づいているため、少し印象が異なるかもしれません。ということで、上のグラフを見れば明らかなんですが、COVID-19の影響は経常収支でも最悪期を脱した可能性があります。内外の景気動向の差に基づく貿易赤字が主因となって経常収支が落ち込んでいますが、季節調整済みの系列で見る限り、まだ貿易収支は赤字で経常収支も低い水準にあるものの、最悪期を脱して回復に向かっている可能性が高いと考えるべきです。

|

« またまた投手陣が先に失点して横浜とのカード初戦を落とす!!! | トップページ | 打線がしっかり援護してガルシア投手今シーズン初勝利!!! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« またまた投手陣が先に失点して横浜とのカード初戦を落とす!!! | トップページ | 打線がしっかり援護してガルシア投手今シーズン初勝利!!! »