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2020年10月28日 (水)

マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる「2020年スポーツマーケティング基礎調査」の結果やいかに?

例年取りまとめられている「2020年スポーツマーケティング基礎調査」の結果が、マクロミル三菱UFJリサーチ&コンサルティングからそれぞれ速報として明らかにされています。軽く想像される通り、今年は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響によりスタジアム観戦などの市場規模が大きく減少しています。マクロミルのサイトにあるpdfの全文リポートを参照しつつ、私の興味に応じて、いくつか図表を引用して取り上げておきたいと思います。

 

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まず、リポートから 図表2. スポーツ参加市場規模 を総括表として引用しています。COVID-19の影響により、私がひいきにしている阪神タイガースも通常年より大きく遅れて、しかも、無観客でシーズンを開始しましたし、観客を入れても5,000人までとかの時期もありました。従って、昨年と比較してスタジアム観戦市場が半減しています。当然です。スポーツ全体に関心が低下したこともありますが、ほかはそれほど減少を示していない一方で、人との接触が大きいスタジアム観戦などの場面でのスポーツ市場が特に大きな縮小を示しています。

 

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次に、リポートから 図表5. 昨年と比べたスポーツ・運動等への関心、運動量、観戦頻度等の変化 を引用しています。ここでも、下の方にあるプロスポーツのスタジアムでの観戦が大きな減少を示し、同時に、プロスポーツの自宅等での観戦も低下しています。他方、外出がままならない中で、自宅での運動がそれなりに増加し、運動不足感も広がっています。

 

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最後に、リポートから 図表11. 日本のプロ野球、Jリーグチーム、サッカー日本代表のファン人口の推移 と 図表12. 球団別プロ野球ファン人口推計 を引用しています。プロ野球が底堅い人気を維持しているのが見て取れます。その中で、球界の盟主である読売ジャイアンツにはかなわないものの、我が阪神タイガースも2番めの人気を誇っています。

 

最後に、テーブルは引用しませんが、東京オリンピックの開催についての考えを問うています。「規模を縮小して開催する」が18.8%、「予定どおり開催する」が12.6%、「観客を減らして開催する」が11.8%などを、かなり無理やりに合計して東京オリンピック開催強行が多数という結論をリポートでは示していますが、他方で、単独の回答としては、実は、オリンピックを「中止する」が19.3%に上っていてトップの比率を示していますし、「さらに延期して、開催できるか検討する」も9.0%と無視できない割合を示しています。まあ、組織委員会と政府は総合的、俯瞰的な観点から強行開催するんでしょうね。

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