木元哉多「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ7巻を読み終える!!!
昨夜、「閻魔堂沙羅の推理奇譚」シリーズ全7巻を読み終えました。小説というよりは、NHKのドラマ、中条あやみ主演で一部に話題になっていたような気がします。ドラマは見ていないのですが、いかにもドラマにしやすそうな短編、かつ、安楽椅子探偵ミステリです。もっとも、それは5巻までで、しかも5巻には沙羅の日常が挿入されていたり、あるいは、犯人当てが成功しなかったりと、少しバリエーションをもたせています。最後の6巻と7巻は長編で、似通ったテーマで、いかにも種切れをカンジさせる微笑ましい終わり方です。閻魔堂沙羅という警察ならざる超越存在が裁いていますので、物証ではなく論理性が重視されているという意味で、それなりに本格ミステリに仕上がっています。
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