チック・コリア死す!!!
チック・コリアが79歳で亡くなっています。ニューヨーク・タイムズのサイトから記事の最初のパラだけを引用すると以下の通りです。
Chick Corea, Jazz Keyboardist and Innovator, Dies at 79
Chick Corea, an architect of the jazz-rock fusion boom of the 1970s who spent more than a half century as one of the foremost pianists in jazz, died on Tuesday at his home in Tampa, Fla. He was 79.
昨年2020年10月25日付けのこのブログの記事で、「キース・ジャレットのピアノのない未来」と題して、同じニューヨーク・タイムズの記事から、「左半身に麻痺が残り、もはや公衆の前で演奏できない」 "My left side is still partially paralyzed. It is unlikely he will ever perform in public again." というインタビューを引用しています。そして、今度はチック・コリアが亡くなりました。この世代では、世界的なジャズピアノの巨匠といえば、キース・ジャレットとチック・コリアのほかは、ハービー・ハンコックということになるかと思いますが、残ったのはハンコックだけなのかもしれません。ということで、私の独断と偏見に基づいて評価するチック・コリアのベスト5のアルバムは以下の通りです。

上から順に、以下の通りです。
- Now He Sings, Now He Sobs, 1968
- Return to Forever, 1972
- Crystal Silence, 1972
- Past, Present & Futures, 2001
- Duet, 2008
ベスト5ということになれば入り切らなかったのですが、ホントは、Chick Corea Solo Piano - Standards と Originals も私は高く評価しています。他方で、一般的な評価の高い My Spanish Heart については、それほほどでもなかったりします。私の好みで、ピアノ・トリオのパフォーマンスが好きなんですが、トリオはもちろん、ソロでも、あるいは、エレクトリック・バンドも、マルチな才能を示した稀有なジャズピアニストだったと思います。私は仏教徒ですが、浄土真宗ですので「冥福」という言葉は使いません。
謹んで哀悼の意を表します。
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コメント
亡くなられましたが、まだ79歳だったんですね。黙とう。
1979年に東京に来た時、田園コロシアムでチックコリアを観ました。まだ新人研修中で暇だったの見に行けたのだと思います。伝説の巨人たちが、次々に亡くなられますが、仕方がないことだと思います。いい音源が残っているのがせめてもの慰めです。
投稿: kincyan | 2021年2月14日 (日) 13時21分
いや、まったくです。世代交代が進むのかもしれません。日本では大曽根とか山中千尋とか上原ひろみの世代が活躍しています。
時に、アルバムの5枚目に上げた上原ひろみとのデュエットは、その当時、すぐ近くに住まいしていた南青山のブルーノートで収録されています。ジャンボ尾崎のドライバーなら届きそうな距離に住んでいたんだと感じたことがあります。
投稿: ポケモンおとうさん | 2021年2月14日 (日) 23時08分