リクルートワークス研「定年を境に仕事の価値観は変化するか」?
今週月曜日3月22日にリクルートワークス研から「定年を境に仕事の価値観は変化するか」と題するコラムが明らかにされています。まず、ワークス研のサイトから 定年前と定年後の仕事の価値観の差 のグラフを引用すると以下の通りです。
まず、コラムではそもそも仕事をする上での価値観について論じているんですが、まあ、それは省略して、定年の前と後における重要性の違いをプロットしています。棒グラフが上に伸びているのは定年後の方がより重要と考えているもの、逆に、下の方に伸びているのは定年後に軽視されるようになったものです。定年後の仕事で重視されているのは、人と交流する機会がある、仕事で自分の責任を果たす、一生懸命に身体を使う、生活のリズムがつく、などとなっています。判る気がします。逆に、定年後に重視されなくなっているのは、高い収入を得る、昇進できる、効率よく対価を得る、安定した職につく、などです。定年に達して、功成り、名もなった上に、それなりの財も得たあと、社会的に自分の居場所を探している年配の退職者の姿が見え隠れしている気がします。
私自身を振り返ると、60歳で役所の方は定年退職したわけですが、今の大学の方も実はフルタイムの正規教員です。ですから、65歳で2度めの定年を迎えます。定年後、ともいえますし、定年前とも見なせます。何とも中途半端な段階なのですが、まあ、このグラフに示された結果は判らなくもありません。
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