東京オリンピックの開催に関する諸外国の見方やいかに?
昨日3月21日、新聞通信調査会から米国、フランス、中国、韓国、タイの5か国で実施した「対日メディア世論調査」の結果が明らかにされており、東京オリンピック・パラリンピックについて「中止・延期すべき」がいずれの国も70%超との結果が示されています。まず、時事通信のサイトからこの調査結果について報じた記事の最初のパラを引用すると以下の通りです。
東京五輪、7割超が「中止・延期を」 対日好感度、中韓で上昇 - 5カ国世論調査
公益財団法人「新聞通信調査会」は20日、米国、フランス、中国、韓国、タイの5カ国で行った世論調査結果を公表した。新型コロナウイルスが収束しない中での東京五輪・パラリンピックの開催について、「中止すべきだ」と「さらに延期すべきだ」を合わせた回答が、すべての国で7割を超えた。
もちろん、新聞通信調査会の世論調査ですので、いろんな質問が盛り込まれているんですが、時事通信の配信を真似て私のこのブログでも東京オリンピック・パラリンピックにトピックを絞って取り上げたいと思います。
新聞通信調査会のプレスリリースから、東京五輪・パラリンピック開催についてのグラフを引用すると上の通りです。日本国内や欧米では「開催すべきだ」が¼前後に達していますが、アジアの中国韓国とタイではそこまでの賛同はないようです。いずれにせよ、日本国内を含めて、中止・延期が70%超を占めていて、逆にいえば、今年開催は3割に満たないということです。誰かがどこかで書いていて、私はソースを忘れてしまったんですが、東京オリンピック・パラリンピックの開催については、いわゆる「兵力の逐次投入」の逆で、「五月雨式撤退」になりそうな予感もします。すなわち、まず、すでに決まった海外からの観戦客の受入れをヤメにして、次に、国内の観戦客もヤメにして無観客とし、いくつかの国からの選手団の派遣がポロポロと櫛の歯が抜けるようにヤメになり、最後に開催そのものがヤメになる、というカンジでしょうか。私は早くからムリ筋だと考えていましたし、ここまで国内のワクチン接種が遅れては、政府の責任だと考えます。
最後に、東京オリンピック・パラリンピックとは何の関係もなく、本日、私の勤務する大学の卒業式でした。私は性格的なものかどうか、卒業式とか、入学式とか、あるいは、学園祭とか、決して嫌いではなく、10年ほど前の長崎大学勤務のころには関係なくても出席していたのですが、今はコロナ後の世界となり、卒業生を持たない教員としては少しでも密を避けるために遠慮して欠席しました。私が卒業式を欠席せざるを得なかったのも、いくぶんなりとも、ワクチン接種の遅れが原因だという気がします。
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