インテージによるコロナ後の住まいニーズの変化に関する調査結果やいかに?
昨日7月13日、インテージからコロナ禍を経た住まいニーズ、すなわち、コロナ以降の生活者の「住まい」に対するニーズや価値観についての調査結果が明らかにされています。昨日の続きで、来週あたりからカミさんと夫婦2人でマンション見学に行くつもりですので、少し参考にしたいと思います。まず、インテージのサイトから調査結果のポイントを4点引用すると以下の通りです。
[ポイント]
- コロナ禍を経て、次の住まい重視点のトップ「買い物が便利」(52.2%)は20.1ポイントもの増加
- 今の住まい選びの重視点トップだった「職場・学校への通勤・通学範囲」(35.3%)は6.6ポイント減と後退
- リモート勤務者で重視率が増加した住まいの設備・条件のトップ3は「宅配ボックス、ネット回線などの付加設備」「日当たりの良さ」「収納力」で10ポイント前後アップ
- 理想の暮らし方、リモートワーク率が高いほど、「2~3箇所を行き来して暮らしたい」意向が高い。主に在宅勤務している人では3割超。完全にオフィス・現場勤務の人では13.8%にとどまる
ポイントとして、よく取りまとめられている印象です。次に、インテージのサイトから、ひとつだけグラフを引用します。
見ての通り、コロナ禍を経て、居住エリアを選ぶ際に重視する点の変化を明らかにしています。実際には、今の住まいを選んだ際の重視点と、次の住まいを選ぶとしたら重視する点を問うています。ほかに、重視する住まいの設備・条件などもグラフで示されているんですが、何分、私の興味範囲ですので、エリア選択だけを取り上げたいと思います。[ポイント]にあるように、買い物の利便性や医療機関へのアクセスを重視する人が増え、他方で、通勤・通学の重要性が低下しています。新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響が色濃く現れているように感じます。ほかに、差が大きくて重視する向きが増えた項目に自然災害の少なさが見て取れようかと思います。COVID-19とは直接の関係ないのかもしれませんが、地球温暖化の進展に伴って気候変動、というか、自然災害が激化しているのが背景になっている気がします。例えば、昨年度版ながら「環境白書 2020」のp.9にグラフがあり、最高気温が35以上になる猛暑日が10年で0.2日増加するトレンドがあると分析しています。COVID-19以外にも、こういった要因がエリアに関する重要視点の背景にあるような気がします。
我が家は昨年3月末に東京から京都に引越して、当然ながら東京よりも京都の方が地価が段違いで安いですから、いろいろと利便性は高まっており、スーパーも病院もグッと近くなり、加えて、最寄り駅までのアクセスも改善されました。ただ、大きな川に近いロケーションがやや気になっています。
| 固定リンク
コメント