ニッセイ基礎研リポート「2020年のマンション市場と今後の動向」やいかに?
昨日6月12日、ニッセイ基礎研から「2020年のマンション市場と今後の動向」と題するリポートが明らかにされています。現在の住まいは私の転職に従って中古で買ったものでやや古くなってきており、そろそろ、私の上期の授業も終盤を迎えたことから、カミさんと夫婦2人でマンションを見て歩きたいと考えているところ、先行き動向も含めて少し参考にしたいと考えています。
まず、上のグラフはリポートから 新築マンション発売戸数 を引用しています。2019年年初をピークにかなり急激にマンション供給が減少していることが読み取れます。マンション供給が減少を始めたのは、コロナ禍にかなり先立っており、景気後退局面入りした直後からマンション供給は減少しています。加えて、2020年の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックからは、これに、モデルルーム閉鎖などの営業活動への制約が大きくなったことも影響している可能性が示唆されています。

次に、上のグラフはリポートから マンション価格の推移 を引用しています。マンション供給が減少し始めたのはつい最近のことですが、マンション価格は新築も中古も2013年ころから上昇トレンドにあります。加えて、ここ5年ほどは1戸当たりの平均面積がやや小さくなる傾向にあり、面積単位ではさらにマンション価格が上昇していることになります。基本は、マンション人気が高いにもかかわらず、特に最近では供給も減少してしまっており、マンションへの超過需要が存在することが高価格の原因と指摘されています。我が家も京都に引越す際に東京のマンションを売り払ったのですが、8年間住んでいたにしては、それほどの値下がりはなかったように感じました。
マンション人気はまだまだ根強く、リポートでも「新築マンションも、中古マンションも、現在は超売り手市場といってよい。価格は高値水準である」と結論しています。今の京都の住まいは東京の時よりも築年数がやや古くて、現状で不満がないわけでもなく、新しいマンションを購入する可能性は決して高くないながら、夫婦2人で京都の街を散策がてら、新築マンションを見学にほっつき歩いています。我が家が買わなくても人気高いことから先方もそれほど気にしていないのかもしれません。
| 固定リンク
コメント