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2021年8月 5日 (木)

明治安田生命「夏に関するアンケート」の調査結果やいかに?

我が家は来週から本格的な夏休みに入る予定なのですが、その前から夫婦でマンション見学というお出かけを楽しんでいたりして、夏の行楽をとてもお安く上げているのですが、一昨日8月3日に、明治安田生命から「夏に関するアンケート」の結果が明らかにされています。夏休みに使う金額は昨年から▲1万円余りダウンし、外出自粛により自宅でゆっくり過ごす人が多くなり、今年の夏休みを表す漢字はズバリ「家」という結果が示されています。マンション見学を含めて、我が家もおおむねその通りなので、簡単にこのアンケート調査の結果を取り上げておきたいと思います。

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まず、リポートから 夏休みに使う金額の推移 のグラフを引用すると上の通りです。2018年10月を直近の景気の山として景気後退局面に入ったため、2019年夏の支出額は前年から大きく落ち込んでいるのが見て取れますが、その後も新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックのために減少が止まりません。今年2021年の夏の支出は調査開始以来の最低額を記録し、前年比▲11,350円ダウンの53,807円にとどまりそうです。加えて、夏休みに使う金額を減らす理由については、1位が「外出自粛により使い道がないため」が68.4%ともっとも大きな理由となっていて、2位が「収入が減少したため」27.9%、3位が「将来の不安のため預貯金に回し、使用したくないため」25.4%などと、ほぼほぼ新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響であるといえます。

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次に、リポートから 今年の夏休みの過ごし方 のグラフを引用すると上の通りです。複数回答のようですが、見れば明らかな通り、「自宅でゆっくり」が73.4%と圧倒的です。ただし、同時に、理想の夏休みの過ごし方も聞いており、この回答の方は「国内旅行」が50.6%と「自宅でゆっくり」の45.0%を抑えてトップとなっています。ホントは旅行ぐらいは行きたいところ、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で自宅でゆっくりしなければならない、という本音が透けて見えます。「帰省」も理想の方では24.6%を占めているのですが、上のグラフの現実では10.4%と半分以下になってしまっています。

最後に、グラフは引用しませんが、今年の夏休みを表す漢字1文字を質問しているところ、「自宅でゆっくり」過ごす夏休みを反映して「家」が35.9%でトップとなっています。これに続いて、2位が控えるの「控」23.5%、3位が「近」23.0%など、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で外出自粛や遠出を控えて支出を抑える夏休みから連想される漢字が続いています。ある意味、やや悲しいという気がしています。

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