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2022年3月23日 (水)

インテージによる2022年のお花見に関する意識と行動の調査結果やいかに?

やや旧聞に属する話題かもしれませんが、先週3月16日にインテージから2022年のお花見に関する意識と行動の調査の結果が明らかにされています。今年2022年のお花見市場規模は前年比142%、1,076億円と予測されています。まず、インテージのサイトから【ポイント】を4点引用すると以下の通りです。

【ポイント】
  • 2022年のお花見、「予定・意向あり」は29.4%。2021年に「お花見した」人(28.7%)と同水準。15~29歳、30~59歳のお花見意向は増加するも60~79歳は減少傾向
  • お花見するなら「昼間に近場の桜が咲いているところ」が75.2%。次いで「昼間に近場の桜の名所」が28.0%。旅行やドライブも昨年より増加するも微増に留まる
  • 近場のお花見のお相手は家族(夫・妻・子ども)。「友人・知人」が増え、「おひとり」は減少へ
  • お花見に使った金額、2020年は2,924円、2021年は2,711円と3,000円を下回るも、今年の想定予算は3,751円と約1,000円アップ。推定市場規模は1,076億円と前年比141.7%と増加を予測

一昨日に続いてお花見の話題ですが、季節のトピックとして気にかかるところであり、グラフを引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、上のグラフはインテージのサイトから お花見の意向 についての結果を引用しています。調査実施時期は今年2022年3月1日(火)から3月3日(木)で、広く報じられている通り、まん延防止等重点措置が全国的に解除されたのが今日からですが、まあ、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のオミクロン型の変異株の感染拡大も峠を超えそうな時期でしたから、今年は60歳以上層だけを例外として、60歳未満層ではお花見の意向が高まっている、という結果が示されています。逆に、お花見の意向も最低だった昨年2021年に東京オリンピック・パラリンピックを強行開催した失政が問われるべきかもしれません。ただし、グラフは引用しませんが、お花見に行こうという意向を有している回答者の75.2%が「昼間に近場の桜が咲いている場所」と回答しており、昨年から+5%ポイントほど増加している一方で、「昼間に近場の『桜の名所』」との回答は昨年から増加しているものの、まだ30%足らずにとどまっています。我が家が新婚生活を始めて子供が出来たのは杉並区の善福寺川沿いだったのですが、そのあたりもそれなりにサクラはありましたが、井の頭公園まで電車に乗って花見に行った記憶があります。おそらく、私のイメージとしては、「昼間に近場の桜が咲いている場所」が善福寺川沿いで、「昼間に近場の『桜の名所』」が井の頭公園、ということになるのですが、前者がまだかなり多い、ということなのでしょう。

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次に、エコノミストとして気になる花見での出費なのですが、上のグラフはインテージのサイトから お花見に使った/使う予定の金額 についての結果を引用しています。今シーズンに「お花見の予定・意向あり」という人が想定している金額は3,751円と去年から伸び率では+38.4%、増加額では+1,000円超の増加です。インテージでは、この調査結果から「お花見市場規模」について、2020年は910億円、2021年は759億円(前年比▲16.6%減)、そして、2022年の見込みは1,076億円(前年比+41.7%増)との推計結果を明らかにしています。もっとも、3月17日付けでウェザーニューズでもお花見調査の結果を明らかにしていて、コチラでは2021年987円から2022年1,111円と単価で+12.6%増となっています。やや単価に開きがあり、なんとも評価の難しいところです。

私は昨年2021年は大学の同僚教員の自動車に乗せてもらって瀬田川を下り、叶匠壽庵の寿長生の郷に梅の花見に行ったのですが、このところ、COVID-19パンデミックの前から長らくサクラの花見には行っていないような気がします。ひょっとしたら、GDPの成長に寄与していないのかもしれません。

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