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2023年1月 8日 (日)

富田勲の The Planets Ultimate Edition を聞く

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富田勲 The Planets Ultimate Edition を聞きました。日本コロムビア創設100周年記念アルバムだったりします。
冨田勲ですからシンセサイザーの「惑星」になります。当然、作曲者はグスターヴ・ホルストであり、作品番号32です。クラッシックの名曲ですから、私は佐渡裕指揮でNHK交響楽団演奏のアルバムも持っています。でも、やっぱり、印象的なのは冨田勲のこのアルバムです。組曲ですから、フツーは以下の7楽章から成っています。

  1. 火星 Mars
  2. 金星 Venus
  3. 水星 Mercury
  4. 木星 Jupiter
  5. 土星 Saturn
  6. 天王星 Uranus
  7. 海王星 Neputune

ちなみに、ホルストは英国人ですので、英語表記が正しいと私は考えています。もうひとつちなみに、平原綾香が「木星 Jupiter」に日本語の歌詞をつけて歌っていた記憶があります。脱線してしまったのでアルバム紹介に戻ると、冨田勲のこのアルバムでは、「木星」と「土星」の間に「イトカワとはやぶさ」というオリジナル曲が収録されています。聞けば明らかな通り、組曲の中の曲としてはやや違和感あるのですが、まあ、2011年発売のアルバムですから、時代背景を含めて理解しておくことにします。
最後に、この組曲「惑星」には冥王星 Pluto が入っていません。実は、冥王星の発見は1930年です。ホルストがこの組曲「惑星」を作曲したのが1916年で、初演は1918年ですから、作曲時や初演時にはまだ冥王星は発見されていなかったわけです。他方、ホルスト自身は1934年に60歳で亡くなっていますので、冥王星の発見時は存命でした。ですから、知力・体力・創造力の観点は不明ながら、組曲「惑星」に冥王星を付け加えることは不可能ではなかった気がします。しかしながら、広く知られている通り、冥王星は2006年に惑星 planet から準惑星 dwarf planet に格下げされています。ひょっとしたら、ホルストには先見の明があったのかもしれません。

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