メディアをザッピングした本日の雑感
なかなかリポート採点が終わらない無間地獄に陥りつつも余裕を失いたくない今日このごろです。メディアをザッピングして簡単に2点だけ、そして、別件から1点だけ記録しておきたいと思います。
日経新聞のサイトで、「日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診 政府・与党が最終調整」と題する記事を見ました。記事のポイントを3点引用すると以下の通りです。注目は3番めのポイントでしょう。さらに、頭の回転が鈍い私にはよく理解できないジェンダー論を振りかざして、日銀OGである日本総研理事長が副総裁に就任したりすれば、アベノミクスはこれで完全に終了し、デフレに逆戻りした上で新たな景気停滞の10年が始まると私は予想します。他方で、「新しい戦前」にならないよう願っています。
【この記事のポイント】
- 日銀次期総裁に雨宮正佳副総裁を充てる案で政府が調整
- 2人の副総裁も含めた人事案を2月中に国会に提示
- 異次元緩和の副作用をふまえ金融政策の正常化が使命に
Economist 誌から The world's most, and least, democratic countries in 2022 の画像を引用すると上の通りです。いくつかの段階に分けて民主主義と権威主義が色分けされています。米国はもはや full democracies のではなくなり、西欧以外では、日本・韓国、チリなどのごく限られた国しか残らなくなってしまったのかもしれません。私の直感的な印象で、当然ながら、ヘリテージ財団の Index of Economic Freedom と強く相関しています。ただし、ヘリテージ財団は日本の経済的自由度は韓国よりも低い、とランキングしています。まあ、中国についてはもっとも権威主義レジームが強くて、経済的自由度も低い、というのは衆目の一致するところかもしれません。
最後に、どうでもいい点をひとつだけ、リポートの採点をしていて気づきの点です。というのは、当然ながら、学生番号と指名をチェックしながら採点しているわけですが、伝統的な名前が少なくなっている気がします。何が伝統的な名前かといえば、名前の最後の文字です。すなわち、男子学生の名前で「x男」、「x雄」、「x夫」と書いて、「xxお」と読ませる名前はほとんど見かけなくなりました。女子学生の方では「x子」が、これもほとんどいません。むしろ、いわゆるキラキラネームの方が目につくくらいです。漢字も凝ったものが多いです。我が家では小学校2年生とか3年生で初めて自分の名前を漢字で書く時に苦労しないように考えて、子供達の名前には10画未満の漢字を使いましたが、恐ろしく複雑な漢字を使っている名前も見かけます。実は、私が東京にいた時に師事した書道の先生から、お勤めが定年になった後に非常勤で近くの都立高校の書道教員をして、卒業証書の名前を400人とか500人分書く時、もう60歳を過ぎた書道のお師匠さんでも初めて見る漢字が必ず2-3人はあった、と聞かされた記憶があります。私は多様化はそれそのものとしてはいいことだと考えていますが、社会的な混乱をもたらすまでに多様化するケースはどうか、とも思っており、それくらい年齢を重ねてしまったのかもしれません。
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