今年はバレンタインのチョコもやっぱり値上げの影響を受けるのか?
食料品などの値上げが相次ぐ中、一昨日2月7日に帝国データバンクから「2023年シーズン『バレンタインチョコレート』価格調査」の結果が明らかにされています。チョコ1粒の平均価格は7%値上げされ、1粒365円から390円へと、+25円の上昇になるとしています。まず、帝国データバンクのサイトから調査結果を3点引用すると以下の通りです。
調査結果
- 「7%の値上げ」以上に水面下で広がる物価高と円安の影響 「ホワイトデー」商戦にも注目
- チョコレートにも物価高じわり 1粒価格は昨年から約7%上昇 砂糖などの価格高騰響く
- 国内ブランドに比べ、インポートブランドのチョコレートで大幅な値上げ 円安も影響
来週はバレンタイデーもあり、pdfの全文リポートから簡単にグラフを引用しつつ取り上げておきたいと思います。
上のグラフは、リポートから バレンタインチョコ(1粒)の価格推移 を引用しています。ブランド全体では1粒当たりの平均値上げ幅は+25円なのですが、国内ブランドが+18円である一方で、輸入ブランドは+33円となっています。もとrん、昨年後半以降に急激に進んだ円高を反映していると考えてよさそうです。ただ、何といってもデフレマインドの払拭がまだ進んでいないためか、価格改定幅を詳しく見ると、前年から据え置きが国内ブランド・輸入ブランドを通じてもっとも多く40.7%、55ブランドとなっています。うちわけは、国内ブランドが48.6%、36ブランド、輸入ブランドが31.1%、19ブランドとなっています。円安の影響下、あるいは、輸入ブランドの価格付が強気なのか、デフレマインドの払拭にも「外圧」が必要、との説もあって、やや気にかかるところです。
はてさて、今年のバレンタイン商戦やいかに?
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