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2023年10月 9日 (月)

ジェンダーギャップが縮小すれば成長は加速する?

やや旧聞に属するトピックなのですが、国際通貨基金(IMF)によるIMF Blogのうちの9月27日付けのChart of the Weekで取り上げられたテーマが Countries That Close Gender Gaps See Substantial Growth Returns となっています。基となるIMF Working Paperのサイテーションは以下の通りです。

IMF Blogのサイトから In search of new growth sources と題するグラフを引用すると以下の通りです。赤の棒グラフが新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックによる損失、青の部分が女性の労働参加率を+5.9%ポイント上昇させた場合のGDPの増分です。特に、新興国や低所得途上国では女性の労働参加の拡大が大きな成長へのリソースとなることが理解できます。

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このIMF Blogのサイトの最後のパラグラフでは、「各国は、教育、健康、資産、金融、土地、法的権利、介護サービスへのアクセスの制限など、女性の労働市場への参加に対する障壁を打ち破る努力を強化する必要がある。」 Countries must step up efforts to break down barriers to women's participation in the labor market-such as limited access to education, health, assets, finance, land, legal rights, and care services. と締めくくっています。これは、ジェンダーギャップにおいては途上国もいいところである我が日本にも大いに当てはまる、と考えるべきです。

今日は世間一般では「スポーツの日」の祝日ですが、私の勤務校は祝日授業日となっています。ハッピーマンデーでお休みの日がいくつかあって、私のように月曜日に3子コマの授業を抱えていると補講ばかりになってしまいますので、祝日も授業があります。お仕事日でしたので経済評論のブログをポストしておきます。

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