リクルートワークス研究所による「採用見通し調査」の結果やいかに?
先週水曜日の12月20日、リクルートワークス研から「ワークス採用見通し調査」の結果が明らかにされています。大学生と大学院生の2025年新卒を対象とする調査です。
リポートによれば、新卒採用数が「増える」企業の割合は15.6%であり、「減る」は4.8%であった。「増える」から「減る」を差し引いたポイント差を日銀短観のようにDIと呼ぶと、DIは+10.8%ポイントで、2024年卒の+11.9%ポイントから減少しています。「増える」は2024年卒の15.5%から横ばいなのですが、「減る」が2024年卒の3.6%から+1.2%ポイント増加して2025年卒では+4.8%となり、DIが減少しています。リポートから 2025年卒者の新卒採用見通し のグラフを引用すると下の通りです。
少し詳しく見ると、従業員規模別、業種別ともにすべての区分において「増える」が「減る」を上回っており、DIはプラスを記録しています。従業員規模別では、1000人未満企業+9.8%ポイントに比べて1000人以上の大規模企業+18.3%ポイントの方がDIが大きくなっています。業種別では、機械器具製造業(+15.5%ポイント)、情報通信業(+14.8%ポイント)、飲食店・宿泊業(+14.4%ポイント)、小売業(+14.2%ポイント)などでDIが大きくなっています。
大学生・大学院生の新卒採用は順調に推移しているようで、大学教員としては心強い限りです。
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