今年の恵方巻きの値上げはどれくらいか?
昨日1月24日に、帝国データバンクから「2024年節分シーズン 恵方巻価格調査」の結果が明らかにされています。今年の恵方巻は1本当たりの平均価格で40円前後、約4%の値上げと小幅に落ち着いていて、70~150円の値上げだった昨シーズンに比べると一服感も出ているとリポートされています。さらに、今シーズンは海鮮恵方巻では値下げも目立っていてお買い得感強まっているようです。まず、帝国データバンクのサイトから調査結果の概要を2点引用すると以下の通りです。
調査結果
- 昨シーズンに比べ「お買い得感」強まる フードロス対策の「予約制」、広がりに課題も
- 今年の恵方巻、平均価格は前年比4%の値上げ 海鮮恵方巻は値下げも目立つ
ということで、下は帝国データバンクのリポートから 恵方巻 平均価格推移 のグラフを引用しています。
恵方巻きは、2023年には+74円(+8.9%)の値上げだったのですが、2024年には+39円(+4.3%)と値上げ率は半減しています。海鮮恵方巻きも、2023年+148円(+9.6%)の値上げが、2024年には+40円(+2.4%)と、上昇が鈍化しています。本来、海鮮恵方巻きのほうが高級感があるわけですが、穴子、まぐろ、ほたて、くるまえび、いくらなどで最大で20%超の安値となっているのが原因だそうです。私も食料品を中心に生鮮野菜や生鮮果物や飲料などは週に2-3回くらいの頻度でスーパーで価格チェックをしているのですが、こういった生鮮魚介類は見落としがちです。
フードロス対策として予約制の導入が進められていますが、高価格帯のものや限定商品などに限られているのが現状で、店頭販売が少なくない1本1000円前後のものでは効果が疑問視されているようです。年間500万トンを大きく超えるフードロスのうち半分近くは家庭から出ていて、SDGsを進める上でも重要な観点ではなかろうかという気がします。
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