アジア開発銀行(ADB)による「アジア開発見通し」Asian Development Outlook 2025 やいかに?
本日、アジア開発銀行(ADB)から「アジア開発見通し」Asian Development Outlook April 2025 が公表されています。ごく簡単に、pdfの前文リポートもアップロードされていますが、プレスリリースのプレゼン資料から成長率とインフレ率の見通しのスライドを1枚だけ引用すると以下の通りです。
スライドのタイトルは見ての通り Developing Asia's growth is forecast to decline; inflation will continue to moderate であり、左半分のテーブルにあるアジア新興国・途上国の成長率は、昨年2024年+5.0%の後、今年2025年+4.9%、来年2026年+4.8%とジワジワと減速すると見込まれています。ただし、この減速の主因は中国経済の影響であり、中国を除くアジア新興国・途上国の成長率は、+5%近傍でほぼほぼ横ばいと見込まれています。すなわち、2024年+5.1%、2025年+5.0%、2026年+5.1%との予想です。右半分のグラフのはインフレ率がプロットされており、中国でやや加速すると見込まれているほかは、アジア新興国・途上国で物価上昇は徐々に落ち着きを取り戻すと予想されています。
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