帝国データバンク「令和8年熊本地震の影響と防災に関する企業アンケート」
一昨日の8月14日、帝国データバンクから「令和8年熊本地震の影響と防災に関する企業アンケート」の結果が明らかにされています。まず、帝国データバンクのサイトからSUMMARYを引用すると次の通りです。
SUMMARY
令和8年熊本地震による自社の企業活動への影響について、『影響がある(見込み含む)』とする企業は15.7%となった。設備や建物の損傷といった直接的な被害に加え、販売機会の減少や仕入れ・出荷の遅れなどの影響がみられている。また、今回の地震を受けて、何らかの防災対策を新たに導入、または見直したいと考えている企業は84.6%となった。なかでも、社内連絡網や避難行動マニュアルの整備などが上位にあがり、人命の安全確保や迅速な初動対応を重視する姿勢がうかがえた。
熊本地震に続いて、先週は千葉で大雨被害も出ていて、自然災害が今夏は目立つところ、グラフを引用しつつ簡単に見ておきたいと思います。

まず、帝国データバンクのサイトから 企業活動への影響の有無 のグラフを引用すると上の通りです。見れば明らかで、「現時点で影響はない」が75%近くを占めています。他方で、「影響がある(見込み含む)」は15.7%にとどまっています。しかし、九州に限定すれば、「影響がある(見込み含む)」企業割合は、何と、53.9%に上ります。

続いて、帝国データバンクのサイトから 新たに導入/見直したい対策 のグラフを引用すると上の通りです。今回の令和8年熊本地震では、日本製紙八代工場の煙突が倒壊して従業員ら9人が犠牲になったり、イオンモール熊本で爆発事故により7人が亡くなったりと、企業防災が強く意識されました。上のグラフは複数回答の結果ですが、見て明らかな通り、4番目に「飲料水、非常食、防災用品などの用意」が37.3%となった以外、トップファイブは、「社内連絡網の整備・確認」が45.0%でもっとも大きな割合を占め、次いで、「災害時の避難行動マニュアルの整備」が38.5%、「社内対応体制の整備・ルール化」が37.8%、また、「安否確認体制・システムの整備」が33.0%などが上げられています。帝国データバンクでは、「安全確保や迅速な初動対応を重視する姿勢」がうかがえると指摘しています。
最後に、今日の午後は甲子園の高校野球をテレビ観戦しているのですが、本日の第2試合で被災地の熊本代表有明高校は初出場ながら、準々決勝に勝ち上がりベスト16に進出しています。多くの善良な日本人はすっかり忘れていると思ますが、1回戦は私がイチ推しだった立命館宇治高校に最終回9回に大逆転勝ちをしています。郷土の代表であり、同時に勤務校の立命館大学の付属校を応援していたわけです。勝負は時の運とはいえ、1回戦は被災地代表の初出場校の引立て役に回った感がありましたが、実は、有明高校というのはかなり強いのかもしれない、と考えを改め始めています。
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コメント
ちょっとずれるんですが、前首相が提唱していた防災省はいるような気がします。これから同時災害発生も可能性がありますしね。千葉の大雨は比較的軽傷でしたが死亡者が出ました。あれこそ天災です。
投稿: kincyan | 2026年8月18日 (火) 08時18分
>kincyanさん
>
>ちょっとずれるんですが、前首相が提唱していた防災省はいるような気がします。これから同時災害発生も可能性がありますしね。千葉の大雨は比較的軽傷でしたが死亡者が出ました。あれこそ天災です。
そうですよね。
私は、実は、内閣府の官房参事官をしていたころに防災担当だったのですが、さっぱりエコノミストには判らない分野でした。地震や豪雨や何やかやと、日本は災害列島なんですから、防災担当部局は内閣府から独立させて、防災庁を作ってしっかりした体制で望むことが必要だと私も考えています。繰返しになりますが、エコノミストに防災をやらせるのにはムリがあります。
投稿: ポケモンおとうさん | 2026年8月18日 (火) 22時04分