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2026年9月13日 (日)

為替相場の円安トレンドは変化したのか?

今年2026年に入ってから、というよりも、長く続いた円安のトレンドが9月に入ってから変化しているように私は見ています。しかしながら、私はエコノミスト何ドSが、相場師ではありませんから、時々刻々、あるいは日々といった極超短期の相場の動き、石油価格、穀物価格、株価、為替などなどについては、それほど知見を持っているわけではありません。ここで、シンクタンクや金融機関などのリポートを簡単に取りまとめておきます。順番は適当です。特に、重要な順というわけではありません。

  • 円高トレンドに変化
    • 日本総研「為替相場展望2026年9月号」
      FRBは資源高によるインフレ懸念から当面据え置く一方、日銀は利上げペースを四半期に1回程度へ加速し、日米金利差が縮小すると予想。ドル円は徐々に円高となり、2026年10~12月159円、2027年4~6月157円を予想。急激な円高ではなく「緩やかな円高」が基本シナリオ。
    • SMBC信託銀行「ドル円:ドル安・円高へのトレンド転換を判断へ」
      155円の重要な支持線を下抜け、テクニカルには上昇トレンド終了・下落トレンドへの転換を示唆。152円台前半を下値目標とし、さらに下落すれば150円、146円台も視野。155円台へ戻っても158円台前半が上値抵抗になると分析。
    • 三井住友DSアセットマネジメント「ドル安・円高のさらなる進行でドル円は153円台に」
      ドル円153円台への急速な円高について、日銀利上げ観測や財政規律への期待が円安を抑制していると分析。米利上げ観測が強まれば反発もあり得るが、160円台への急反発は困難とし、政府が財政規律を重視すれば円安方向への戻りはかなり限定的と予想。
    • 三井住友銀行「FOREX WEEKLY」
      9月初旬のドル円急落を受け、9月11~18日の予想レンジを152~156円とする一方、ドル円は綱引き状態にあり、ドル円がこの先一段と円高・ドル安方向を目指すというのは想定し辛い。
  • 円高トレンドに慎重な見方
    • みずほ銀行「中期為替相場見通し」
      日米協調介入後も、介入だけで円安トレンドが反転したとは見ない慎重な見方。日銀の金融政策正常化や日米金利差縮小は円高要因だが、日本の財政・経常収支など構造的な円安要因も残るとして、円高の持続性には慎重。
    • 浜銀総合研究所「HRIマーケット情報」
      投資家はリスク回避姿勢に傾きやすく、大きな買いに動きづらいと予想される。一方、ドル円は円強含みでのもみ合いか。10日の日銀の増審議委員の講演内容が利上げに積極的なものとなれば、円買い圧力が高まろう。ただ、中東情勢の悪化による有事のドル買いも入りやすいことから、円高の余地は限定的か。

私自身が円高トレンドに変化したと見ているので、ついつい、円高トレンドに変化したとする見方を多く取っているのですが、円高トレンドに変化したかどうかについて慎重な見方をしている2行、すなわち、みずほ銀行と浜銀にしても、ややリポートの時点が古いので、来週早々にも見方を変更する可能性が否定できません。私の感触としては、今週の金融政策決定会合で日銀が利上げすれば、おそらく、一段と円高に傾くと思うのですが、ただし、ただしで、9月17-18日の日銀の金融政策決定会合に先立って、時差があるとはいえ、米国連邦準備制度理事会(FED)の公開市場委員会(FOMC)が9月15-16日に開催されます。日銀の利上げはほぼほぼ確実なところで、他方、米国の利上げも日経新聞やロイターなどの記事によれば、85-90%の確率、などと報道されています。どちらも25ベーシスの利上げであれば、金利差は変わらないわけで、為替相場の動きは小さいものとなる可能性が高い、と考えるべきです。もちろん、為替相場が理論通りに動くわけもなく、日米政府の高官の発言、特に米国政府のベッセント財務長官の発言で動いているようにも見えます。私はFXをやっているわけでもなく、為替相場の動きには鈍感なのですが、それでも、今週の金融市場、特に為替相場と石油価格の動きは横目でにらんでおきたいと思います。

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